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‘【2010指南】エントリーシート’ カテゴリーのアーカイブ

【指南書8】「結論ファースト、理由セカンド」という構図を崩さない。

2009 年 1 月 21 日 水曜日

さて、大体エントリーシートを書く上で重要だと思われることの基本は書き終えました。
次に、文章の構図についてです。

相手に分かり易く物事を伝える上で重要なことに「結論ファースト」というものがあります。
最初に「伝えたいこと」を言って、「その理由を後に語る」というものです。
そしてこれは、エントリーシートにも当て嵌まります。

長々と語られていても、最終的に言いたいことが伝わっていなければ無意味です。
エントリーシートは文章量ではなく、その中身の質によって判断されます。
「志望動機の方が自己PRよりも長いと好印象」といったようなこともありますが、普通、選考結果は中身に依存します。
となった時、忙しい社員に何通ものエントリーシートから自分のものに「合格」を貼付けてくれるようにするためには、一瞬で自身の魅力を伝えるスピードが重要になります。

そこで心掛けて欲しいのは2点です。
 ・一文は出来れば50文字以内
 ・結論ファースト
です。

人間は話し言葉だと、1秒で5文字を認識すると言われています。
書き言葉は話し言葉よりも認知が遅れますから、もう少し少ないかもしれません。
10秒も話を一気に聴かされると、大体萎えてきます、それが人間です。
友人ならいざ知らず、初対面の人間から一方的に言葉を投げかけられ続ければ、誰だって突かれます。
長い文章は、たとえどれだけ凄い内容でも、それだけで悪印象なのです。

ですので、エントリーシートの一文は、可能な限り50文字以内にしましょう。
これには利点が2つあります。
 ・シンプルに書くように心掛ける
 ・分かり易く伝えられる文章になる
というものです。
50文字で言いたいことを分かり易く伝えるようにするわけですから、出来上がった文章は相当、シンプルで読み易いものになります。
短い文章の多くの連続から出来上がった400文字の課題と、
長い文章の少ない連続から出来上がった400文字の課題と、
どちらが読み易く、かつ好印象か、自明ですよね。

どうしても一文が長くなってしまう場合には、
「 」で括って複数項目を並べたり、数字ラベルを貼付けて分かり易くしたりする工夫があります。
「 」などで文章の繋がりを一旦切ってみると、案外読み易くなるので、ダラダラ感が経るみたいですね、人事も何となく好印象みたいです。


【参考エントリーシート】
ベネッセコーポレーション エントリーシート

【指南書7】エントリーシートのラストでWILLを語ることの重要性

2009 年 1 月 21 日 水曜日

指南書6でポジティブアピールの重要性をお伝えしました。
ここでは、そのポジティブアピールの最たるものとしての「WILLのアピール」を紹介しておきましょう。

これはリクルートエージェントのキャリアコンサルタントである細井智彦氏が著書「転職面接術」の中で語っていらっしゃることです。
そこではゴルゴ13の話をされていらっしゃったのですが、これが非常に参考になるので引用しつつ説明したいと思います。

細井さんは「ゴルゴにWILLは求めない」というタイトルをつけています。
これはどういうことでしょうか?

簡単に言えば、「ゴルゴに仕事を依頼する人は、ゴルゴが“どんな殺しをしたいのか?”(WILL)を尋ねても意味が無い」ということです。
殺しは一過性の仕事ですから、別にゴルゴがどんな形で殺しを行おうと文句はないわけです。任務を完遂さえしてくれれば依頼者は文句が無い訳です。
ゴルゴには過去の実績(CAN)がありますから、それだけで良い訳です。

ところが、志望理由はそのCAN(過去の実績)とは親和性が無く、WILL(未来への意志)とは非常に親和性があります。
学生の就職活動の場合には特にそうで、CANは別段重要ではありません。
重要なのは先の指南書でも述べた「可能性」(つまりPDCA)です。
学生がエントリーシートで書くべきは、PDCAとWILLなわけです。

ただ、WILLを明確に持っているだけの学生はウケが悪いです。
そのWILLに向かって行動を起こしている学生はウケがいいです。
ここも「具体性」が関係しています。
過去の反省や改善から、WILLに向かって努力している学生。
WILLに向かって、自分で出来ることに全力で取り組んでいる学生。
やはりそうした「頭」と「身体」の両面を備えた学生が、採用担当者には刺さるのです。
具体的な行動というのは強いです。
「身体を鍛えています」というよりも「毎日腹筋を300回、計1年続けていました」という方が、説得力がありますよね?
それと同じことです。

では、そのWILLとはどうやって表現するのがよいのでしょうか?
一つ楽な方法としては、エントリーシートのラストに「目標」や「夢」の形で入れ込むというやり方です。
「今後はもっと○○を心掛けていきたいと思います」
「将来はこの経験を生かして、□□といった面で貢献していきたいと思います」
などなどです。
特に自己PRではこうした構造が効果的です、理由は簡単で「それだけでPDCAのCとAを表現できるから」です。


【参考エントリーシート】
ゴールドマン・サックス エントリーシート

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【指南書6】ネガティブな話はあまりしない方がよい、むしろそれを裏返してポジティブに。

2009 年 1 月 21 日 水曜日

採用担当者にウケが悪いのは、イメージのし難さだと言いました。
ここではもう一つ、ネガティブな話はウケが悪いということも入れておきましょう。

僕のエントリーシートを結構な数、
読んで下さった方々は気付いているかもしれませんが、
メーカーのエントリーシートは大抵、ネガティブなキッカケが志望動機になっています。
インターネットビジネスにおいて、安易に広告収入に頼るビジネスの発展性の無さや、
自己満足的な事業運行に疑問を感じたというものです。
(インターネットビジネス自体は大好きですけどね)

しかし、こうしたネガティブな理由は、あまりオススメしません。
理由は簡単で、
 ・積極性をアピールし難いから
 ・面接官のウケが悪いから
です。

前者は簡単でしょう、
「AではなくてBがいいんです!」と言われるのと「AがやだからB」と言われるのとでは、
明らかに前者の方がビビッときますよね?
ネガティブな理由は、総じて相手に何らかのマイナス印象を与えてしまうものです。

後者ですが、
むしろこちらの方が深刻な問題を引き起こします。
例えば、僕の場合、メーカーにおいて

「相手のニーズを汲み取ってそれを形にする仕事に携わりたい」

という理由を語っていますが、そのキッカケはネガティブです。
つまり、もし企画やマーケティングではなく、
人事や経理といったバックオフィスや調達などに回された場合、
「こいつ、すぐに辞めるんじゃないのか?」と思われてしまう可能性があるのです。
メーカーはずっと調達志望だったので、そんな心配とは無縁だったわけですが・・・。
総合職採用等の場合、職種は大体、入社直前に適性から決定されますから、
職種別採用でも無い限りは、ネガティブ志望動機はオススメしません。
(そうじゃなくても、あまりオススメはしませんが・・・)

もちろん、これは面接官との相性によりますし、
どのメーカーでも受け入れられ難いかと言うと、そうではありません。

例えば、
ソニーの一次面接では結構受けましたが、
松下電器の一次選考ではあまりウケが良くなかったです。
少し危険があるので、あまりオススメはしたくありません。

重要なのは、やはり「ポジティブ動機」で語ることです。
ネガティブ動機はよほどしっかりした背景が無い限りは、止めた方がよいでしょう。
もしネガティブ動機しか書けないという場合でも、書き方を変えましょう。

例えば、僕の場合、

「ニーズを汲み取らないインターネットビジネスに嫌気がさした」

ではなく、インターネットビジネスの魅力を語った上で、さらに

「よりユーザーのニーズを形に出来るビジネスに興味が湧いてきました」

とするのです。

「やりたくないこと」を裏返して「やりたいこと」を語るのです。
参考に載せているバンダイのエントリーシートは、すべてポジティブ動機で書いています。
東芝のエントリーシートなんかよりも、惹き込まれませんか?
(まぁ、それも人それぞれなんですけどね・・・結局は)

やはり人間はポジティブなものに触れた方が気持ち良いもので、第一印象もよいものです。


【参考エントリーシート】
東芝 エントリーシート

バンダイ エントリーシート

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