ホーム > ブログ

【指南書4】読み手が情景を思い浮かべ易いエントリーシートを書くように心掛けよう。

2009 年 1 月 21 日

指南書3では、自身の領域へと面接官を引きずり込むアリ地獄テクニックを書きました。
しかしそのためには、エントリーシートにおいて、採用担当者が自身に興味を持ってもらえないことには始まりません。

エントリーシートは当たり前ですが書類選考です。
履歴書を提出して下さいとは意味合いが違います。
しかし、気合いを入れるのは当然なわけですが、気合いが空回りしてしまっている学生も多くいるように感じました。

理由は簡単で「なんでもかんでも伝えようとしてしまっている」からです。
「とにかく良いことを詰めよう!」という幕の内弁当のような状態になってしまっているエントリーシートを、悲しいかな、多く見てきました。
僕も悲しいエントリーシートを書いたことは、もちろんあります。
今から見直すと、よくこれを企業に送れたな、と思います。

エントリーシートで重要なのは「具体性」です。
相手がすぐに理解できるように書くのが基本中の基本です。
理由は簡単で、社員は忙しいからです。
何通も送られてくるエントリーシートをわずか数日間で評価しなければならないわけです。
そんな中で、分かり難いエントリーシートを読ませられれば、誰だって気分的に億劫になるものです(社員は採用マシンではなく人間です)

また、そうした物理的な条件だけではありません。
皆さんもそうでしょうが、小説などは頭に絵を思い浮かべながら読みませんか?
逆に、情景が思い浮かべられない物語は、往々にしてどう進んでいるのか分からず、ストーリー性にかける面白味がないものになってしまいます。
小説の途中に、たまに挿絵が挟まっていたりするのは、物語の転換を意識付けさせたり、情景を補完するためだと言われています。
また小説って、一見すると意味がないと思えるような情景描写とかありますよね?
やけに自然描写や感情描写に、多くの紙面を割いているのを目にしたことがあるかと思います。
あれは、思い浮かべた情景に具体的な形と色を付すという、重要な役目があるんです。

話が長くなりましたが、要は

「イメージし難い物語は面白くないし、読んでいても惹かれない」

ということです。
これはエントリーシートにも同様に当て嵌まります。
忙しい社員を一瞬でドンとエントリーシートの世界に引き込むことが、重要になるのです。

そのために僕がやっていたことは三点あります。
 (1)専門用語はなるべく使わない
 (2)自分らしい視点を加える
 (3)単語、一文レベルで知性味ある表現や言い回しを使う

(1)は当然ですね、相手と自分が同じ知識を持っているとは限りません。
特に学校で研究してきた内容などを語る場合に気をつけて欲しいことですが、研究内容を詳細に語ることはNGだと思った方がよいでしょう。
(理系採用において理系の人が研究内容を詳細に語るとかは別ですが)
僕は哲学科なので、特に苦しんだ部分でしたが、
研究のテーマや手法についてではなく、
「なぜその研究を行おうとしたのか、その興味を持ったキッカケ」
を中心に語るようにしました。
大抵、興味の部分では専門用語は必要ありません、理由は簡単で「興味を持つというプロセスは感情が主導だから」です。
研究プロセスなどについても分かり易い表現を使ったり、たとえを用いたりしました。

(2)は難しいかもしれませんが、結構重要になってくると思います。
やはり「おっ、こいつ面白いこと考えてるな」という人間性の魅力を向こうがイメージしてくれれば、面接もやり易いです。
(そのイメージが自分本来の姿とズレていないことが第一条件ですが・・・)
参考エントリーシートの設問3(学業について)を見てみて下さい。
ここで僕は、Jリーグの視聴率とワールドカップの視聴率という客観的指標を比べることで、それをアピールしています。
(おそらく当時、そうした観点から見ていた人はあまりいないと思ったからです)
そして自分が感じたその疑問を研究対象にしています。

(3)ですが、これは様々な本を読んで頂くのが一番です。
僕は「おっ、この表現面白い♪」と思ったものを、ノートやパソコンに貯めておきました。
また、町中や電車内などの広告の面白い表現や、自分で思いついた面白フレーズなどを、携帯の保存メールの形でいくつも貯めていきました。
こうした地道な努力が、結構エントリーシートだけではなく、面接でも活きたりしました。

これ以外にも色々とやり方はあるでしょう。
個々人が自分のエントリーシートに合った表現方法を使うのが一番です。

【参考エントリーシート】
ソネットエンタテインメント エントリーシート

NEXT → 【指南書5】面接は確認作業、大体の部分がエントリーシートで固まってしまうと心得よう。

  • 経験を話すだけ、長所を伝えるだけではダメ?差がつく自己PRの作り…
  • 意外と深いSPIの注意点。面接との一貫性を持たせよう
  • 【通過ES事例】「人とつながり」をテーマにした自己PR例(機械メ…
  • 【通過ES事例】あなたの強みを教えてください(金融業界)
  • 「体力だけ」と思われないために…就活で体育会での経験をどうアピー…
  • 女性が多い百貨店の職場。男性には大変?それとも…?
  • 地図に残る仕事の魅力、建設業の現場管理とは?
  • コメントは受け付けていません。