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野村総合研究所 エントリーシート

2009 年 1 月 21 日

蚊に刺されました。
そろそろキンカンが手放せなくなりそうです・・・。
もし生態系が狂わないならば、蚊なんていなくなればいいのに(苦笑)

さて、今回は野村総合研究所(NRI)のエントリーシートです。
https://working.nri.co.jp/intern/
シンクタンク事業として有名だったのですが、最近はもっぱらインテグレーションとコンサルティングですね(シンクタンクとしての機能も復権していくようですが・・・)
「インターンシップは本選考有利」という噂も聴きますが・・・、実態は定かではないです。
〆切は「6月27日」です。

【課題内容】
1:現在の研究テーマ
2:自己PR
3:学生時代に力を入れたこと
4:インターンシップでやりたい業務内容(書ける範囲で記述してください)
上記をA4用紙2枚以内にまとめて作成してください。

別に履歴書がありますが、大した内容はないので普通に書けば大丈夫でしょう。

【記入例】
1:
「お祭り騒ぎと人間性の連関」というテーマで研究をしていました。日韓ワールドカップにおける、国民の異常な熱狂振りに不思議なものを感じたのが端点です。当時、Jリーグの視聴率は5%程度でした。しかし、ワールドカップは優に30%を超える視聴率を叩き出していました。町中で暴れ回る若者など、サッカーファンで無かった人たちが大量にあのお祭り騒ぎに乗ったのは何故なのか。それを論理的に分析することを研究テーマとしていました。
(205文字)

2:
どんな小さなことにも泥臭くなれるのが私の特徴です。キッカケは趣味の自転車旅行で出会った八百屋のおじさんに怒られたことです。
大学時代、裸一貫で東京から京都まで自転車旅行をしました。敢えて計画を立てず、旅先でお金を貯めて必要な物資を調達したり、行く先々の民家に交渉して泊めてもらったりする原始的なものでした。
その道中で、資金と寝床のために、長野県のとある商店街の八百屋にお世話になりました。そこでしばらく過ごしたある日、私は1つ69円のトマトを不注意から潰してしまいました。その場は特に何も無く収まったのですが、その夜、私はおじさんに徹底的に叱られました。トマト1つの購入・運搬・準備に多くの時間を割き、興味を示したお客様に売り込み、それでも購入してもらえないかもしれません。八百屋の商売は、野菜が売れなければ、生活の糧が手に入らないことを意味します。企業組織は失敗に対してある程度の寛容を示すことが多いですが、八百屋は1日の売上が自分の生活に直結します。それに気付かずに、心のどこかで「潰したといっても69円」と思っていた自分が、凄く恥ずかしくなりました。
それ以降、どんなに小さなことにも徹底的に取り組んだり、気を遣ったりするようになりました。例えば、「文法が分からないのが悔しくて、たった10数単語のギリシア語文の文法を調べるために、終日本屋を調べ回ったり」「ビジネスコンテストでは企画を潰される度に倍の数、提案していったり」、その瞬間、瞬間に全力投球しています。
(632文字)

3:
4年目に入った大学内のチューターアルバイトです。主な仕事は「パソコンスキルの講義の授業補助」と「パソコン教室の開放利用の監督業務」です。
1年目終了間際、チューター組織全体の仕事に対する意識の低さを感じました。先輩や事務員の方に話を訊いてみましたところ、「人数が一気に倍加したこと」が原因だと分かり、先輩2人とチームを立ち上げ対策案を考えました。そして「情報共有サイトの構築」「組織再編」を実行しました。ノウハウやスキルの共有を行いました。
しかし、最初は巧く回りませんでした。一気に仕事の量・質が増大したことで、新メンバーのスキルや時間がパンクしたのです。そこで私は「メンター制度」を提案・導入。新メンバー数人に対して古参メンバー1人をメンターとして割り当てました。仕事のアドバイスや業務フォローを行いました。その後、仕事も巧く回り、徐々に組織も活性化していきました。
メンター制度は今年度、新スタッフが継続してくれました。「去年、凄く助かった」と言ってくれたことで、苦労が報われ凄く嬉しかったです。ただ、この時はその場対応が多くなり、事後的な問題を予測できていなかったのが反省点でした。
(492文字)

4:
ソリューションビジネスの基本を体験してみたいです。
学生時代、多くのビジネスコンテストに参加しました。その中で様々な企画に出会ったのですが、どのコンテストでも、広告収入を軸にしたインターネットビジネスしか考えないグループばかりで不思議でした。確かに各々のビジネスアイデアは顧客ニーズを捉えたものでした。しかし実際に話を訊いてみると、ニーズは後付けのアイデア先行型企画ばかりで、そのあり方に疑問を感じました。
また、もう一つ不思議だったのが、どのコンテストでも「無料」を前提とするグループばかりだったという点です。インターネットサービスが多かったので必然的にそうなったのですが、それでも違和感がありました。どのグループも「収益はとりあえず広告で大丈夫」というビジネスモデルに安易に依存しており、無料が厳しいと分かるとすぐにそのアイデアを捨て去っていました。「良質なサービスならば、人々はお金を出してでも買ってくれる」という思いが無いため、「自分たちがやりたいことをやっている」印象が凄く強まりました。そこから「人々のニーズを汲み取って形にする仕事に関わりたい」と思うようになりました。
そこから、企業ニーズを汲み取り、彼らの抱える問題をITでもって解消するソリューションビジネスを提案から設計、運用から保守まで全行程において体験してみたいです。中でも、コンビニなど人々の生活に密着した領域を支える流通システムの仕組み化に非常に興味がありますので、可能ならば流通業界へのサービス提供を体感してみたいです。
(647文字)

字数は参考までですが、これで一A42枚がほぼいっぱいになりました。

【前提】
基本的なエントリーシートの書き方は下記アドレスに譲ります。

【インターンシップ用のエントリーシート対策】
http://ameblo.jp/dachinco-intern/entry-100896474

エントリーシートは基本的に
 ・文字数を考えずに、とりあえず書いてみる
 ・文字数を調整するために、伝えたい内容に優先順位をつける
 ・単語や内容を削って少しずつ文字数を少なくしていく
といった流れで書くのがオススメです。
最初から書きたいことを絞る書き方はあまりオススメできません、文字数に縛られたエントリーシートは、大体無理が生まれてしまいます。

【1:研究テーマ】
「テーマ」と「それを研究しようと思ったキッカケ」を簡単にまとめました。
研究内容は端的に伝えると、その専門性から分かり難くなることがよくあります。
僕は哲学科なので、専門的というか世捨て人に近いので(苦笑)
そこでなるべく平易にキッカケを伝えることを心掛けました。
そのためになじみのJリーグ視聴率といった具体的要素を交えて、研究テーマのキッカケとしてまとめました。

【2:自己PR】
またまた自転車旅行ですww
エントリーシートがいかに同じものを器用に使い回せるかが勝負か、よく分かるかと思います。
構造としては、
 ・強みを端的に(50文字くらい)
 ・強みを得たキッカケを端的に(100文字くらい)
 ・具体的な話:トマトの話を具体的に(300~400文字くらい)
 ・その影響で変わった価値観と具体例(200文字くらい)

強みのアピールよりも、採用担当者を食いつかせ易い「強みが身に付いたキッカケ」をアピールしています。
故に、具体的な話の内容を詳細に記述しています。
「69円」という一見すると小さなスケールの話が、実は八百屋のおっちゃんの生死に直結するというギャップ。
衝撃的だった話を、いかに生の情報として伝えるかを心掛けました。
ゆえに「企業経営との比較」や「トマト1つを売るまでのプロセス」を加えることで、その当時受けた衝撃の大きさをアピールしています。

ただ何度も書きますが、出来事のスケールは必要ありません。
八百屋で働いてトマト潰した話なんて、別段スケールはでかくないですよね?
留学やサークルの代表、学生団体、起業、バックパッカーなど、スケールのでかい話は他に山のようにあります。
重要なのは、自分がいた各々の経験の中で「何を考え」「何を得て」「どう振る舞ってきたか」というプロセスです。
自分が経てきた体験から、常に何かを学ぶような発展性ある姿勢をアピールすることが、いわゆる新卒採用で重要な「可能性のアピール」に繋がるのです。
単にのほほんと授業を受けている人よりも、目的意識を持ち、反省をしながら授業に出続ける学生の方が、はるかに期待できますよね?
それと同じことです。

【3:学生時代に力を入れたこと】
構造としては、
 ・概要(50文字くらい)
 ・具体的な行動(100~150文字くらい)
 ・反省と改善(100~150文字くらい)
 ・結果:継続性のアピール(100~150文字くらい)

PDCAです。
基本的にその流れに沿って書いてあるので、読んで頂ければ一目瞭然かとwww

【4:志望動機】
構造としては
 ・一言(20文字くらい)
 ・具体的なキッカケその1(150~200文字くらい)
 ・具体的なキッカケその2(250~300文字くらい)
 ・ソリューションビジネスへの興味(150~200文字くらい)

僕はITソリューション希望で、コンサルティング希望ではありません。
基本的には、仕事の特質から「体験してみたい」という動機へと繋げてあります。
サービスの「有形/無形」の違いに注目し、「一方向的な物売り」ではなく「双方向的なソリューション提供」の方がクライアントニーズを満たせるビジネスであると中盤で語っています。
(そういった書き方はしていませんが)

企業のビジネス領域への興味を語る時には、やはり他業界との比較が楽です。
「有形/無形」や「短期的付き合い/長期的付き合い」など、
同業界の仕事でも、企業によって結構差があったりします。
夏のインターンでそこまで書かなくても問題はないですけど、本選考では役に立つ考え方なので、興味があったら覚えておいて下さい☆

また「どんなことを体験してみたいか?」という質問なので、
最後のところに「特に流通業に関するシステムの仕組み化に興味がある」としました。
理由は簡単で、NRIはコンビニなどの流通業関連のシステムに強いからです(笑)
企業が力を入れていない領域を学びたいと言っても、向こうからすると、
「そこはうちではあんまり・・・」
となってしまいます。
調べてあればそうしたアピールを書くもよし、調べてなければ無難に業界や仕事に対する興味を志望動機として止めておきましょう。
危ない橋は渡らないことです。

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